Album Cover ここから見える景色

ここから見える景色

sumika

4

1人1人が 2人に変わり

歩いてた道 交わり始めた

どちらが どちらとも 言う事なくバランスをとって 進み始めた

「醤油が ほしい」「くしゃみが 出そう」

何気ない言葉が なんだか温い

惚れた 腫れたのは とうに過ぎたが

"離れたくないや"が きっと近かった

僕の中の誰かが

たまに 不安を吐き出して 逃げるの

でもね 卵焼き 突っ込んで 黙らせるから

明日も 明後日も

甘いだの 苦いだのだって

言わせてくれる?

君が居て 僕が居て

さらに まだ増えていくんだな

一人 二人 浮かぶ

想像している 未来の中

君が居て 僕が居て

さらに 求めていくんだな

僕じゃないものの 幸せも

もう 犬だって 猫だって

植物だって もういいよ

愛していく

君が泣き出し 家を飛び出した

明るさ 暗さは かわってないのに

いつもの食卓に "もや"が かかった

コップも 茶碗も すぐに泣き出した

幸せとは? 考えた時

分母が 増えていた事に 気付く

1分の1 から 2分の2

つまり 今の僕は 2分の1

どうしようも ないもんで 僕は

スペース 見つけて そこに 何かが

「ああ、あったな」って

気づくよな 大バカ者 なんで ございますが

気付いたら すぐ駆け出して 抱き締めるから

お願い 頼むよ

君が居て 僕が居て

そこで やっと見つかるんだよ

これで 1つになる

想像している 未来の中

君が居て 僕が居て

そこで やっと見つかるんだな

父さん 母さんが 持っていたもの

君が居て 僕が居て

増えていく 大事なもの

愛していく

手探り やっと掴んだ 手のひらの

シワも いつか増え 骨ばってきて

歩む早さが 遅くなって いつか

立ち止まって やがて 眠る時まで

よろしくね

君が居て 僕が居て

さらに まだ増えていくんだな

一人 二人 浮かぶ

想像している 未来の中

君が居て 僕が居て

さらに 求めていくんだな

僕じゃないものの 幸せも

犬だって 猫だって

植物だって もういいよ

愛していく

君と 愛していく