Album Cover いつか

いつか

Saucy Dog

10

坂道を登った先の暗がり

星が綺麗に見えるってさ

地べたに寝転んじゃうあたりああ君らしいなって思ったり

時間を忘れて夢中になった

赤信号は点滅してる

肌寒くなり始めた季節に

僕らは初めて手を繋いだ

二人の物語

二人でひとつの傘をさしたり

ブランコに乗り星を眺めたり

押しボタン式の信号機を

いつも君が走って押すくだり

仰向けになってみた湖

宙に浮いてるみたいでさ

はしゃいでる君とその横でさ

もっとはしゃぐ僕なら

ほんとに飛べるような

気がしていた

ふわふわと夢心地

君の隣

君の見る景色を全部

僕のものにしてみたかったんだ

ああ君を忘れられんなあ

当たり前に通ってたあの道

信号機はなくなるみたいです

思い出して切なくなる気持ち

もいつかはなくなるみたいです

そういえば寒い雪降る日の

田和山の無人公園でさ

震える体 暗い中いつものように笑い合う

街灯の下で

僕の目に映りこんだ君が

いつもよりちょっと寂しそうな気がした

今になってさ

思い出してさ

後悔じゃ何も解決しないさあ

忘れられないのは

受け入れられないのは

君を思い出にできるほど僕は強くはないから

僕の見た景色を全部

君にも見せてやりたかったんだ

あったかいココアを一口

いつかまた逢う日までと

笑う顔に嘘は見当たらない

じゃあね

じゃあね

またどっか遠くで

いつか