Album Cover 青春病

青春病

Fujii Kaze

14

青春の病に侵され

儚いものばかり求めて

いつの日か粉になって散るだけ青春はどどめ色

青春にサヨナラを

ヤメた あんなことあの日でもうヤメた

と思ってた でも違った

僕は 自分が思うほど強くはなかった

ムリだ 絶ち切ってしまうなんてムリだ

と思ってた でも違った

僕は 自分が思うほど弱くはなかった

君の声が 君の声が

頭かすめては焦る

こんなままじゃ こんなままじゃ

僕はここで息絶える

止まることなく走り続けてきた

本当はそんな風に思いたいだけだった

ちょっと進んでまたちょっと下がっては

気付けばもう暗い空

青春の病に侵され

儚いものばかり求めて

いつの日か粉になって散るだけ

青春はどどめ色

青春にサヨナラを

そうか 結局は皆つながってるから

寂しいよね 苦しいよね

なんて 自分をなだめてるヒマなんて無かった

君の声が 君の声が

僕の中で叫び出す

耳すませば 耳すませば

何もかもがよみがえる

止まることなく走り続けてゆけ

何かが僕にいつでも急かすけど

どこへ向かって走り続けんだっけ

気付けばまた明ける空

無常の水面が波立てば

ため息混じりの朝焼けが

いつかは消えゆく身であれば

こだわらせるな罰当たりが

切れど切れど纏わりつく泥の渦に生きてる

この体は先も見えぬ熱を持て余してる

野ざらしにされた場所でただ漂う獣に

心奪われたことなど一度たりと無いのに

青春のきらめきの中に

永遠の光を見ないで

いつの日か粉になって知るだけ

青春の儚さを...